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お知らせ
ハンセン病問題に関心を寄せるすべての皆さまへ
2024年5月18日
「ハンセン病家族訴訟 勝訴判決5周年アピール行動」について
ハンセン病家族訴訟の勝訴判決から5周年という節目の時を迎えようとしています。この間、家族補償の請求期限が5年延長されるなどの動きがありました。しかしその背景には、ハンセン病病歴者やその家族に対する偏見差別が依然として存在し続けている現実があります。その結果として、阻害された家族関係の回復、更に補償請求する人の少なさなど、未解決の問題がいまだに山積しています。
この時にあたり、訴訟の意義を風化させることなく明らかにし、ハンセン病問題を取り巻く今の課題を再確認するためるため「ハンセン病家族訴訟 勝訴判決5周年アピール行動」を実施いたします。
つきましては、ハンセン病問題に関心を寄せる皆さまに、以下のことをお願いする次第です。
1 6月28日(金)のアピール行動にご一緒に参加しませんか?
※国に訴えたいことの書かれたメッセージボードやチラシなどをご用意します。
2 今回の勝訴判決5周年アピール行動の動き(このチラシ)やご自身の思いを、SNSなどで拡散・公開してください。
この行動への皆さまのご参加・ご協力をお願い申し上げます。
(ハンセン病首都圏市民の会)
記
実施日:2024年(令和6年)6月28日(金)
11:00 弁護士会館一階ロビーに集合 11:30 アピール行動開始
・東京メトロ丸ノ内線、日比谷線、千代田線「霞ヶ関駅」B1-b出口より直通
A1出口より徒歩2分 C1出口より徒歩3分
・東京メトロ有楽町線「桜田門駅」 5番出口より徒歩8分
・都営三田線「日比谷駅」 日比谷公園を通り徒歩8分
・JR「有楽町駅」 日比谷口よりお堀沿い徒歩10分
場 所:厚生労働省前・首相官邸前などを予定。
内 容:1 訴訟から5周年、今回の行動の願いやアピールをマイクで訴えます。
2 家族の方々や市民のメッセージを、メッセージボードなどにて掲示します。
3 私たちの願いやアピールを書いたパンフレットを配布します。
当日の日程(予定):
11:00 弁護士会館1階ロビーに集合(霞が関)
11:30 アピール行動 12:30 移動・昼食
13:30 首相官邸前でアピール行動
14:30 終了 その後交流会を開催予定(参加自由)※日程は変更の場合があります。
主 催:ハンセン病首都圏市民の会
連絡先:酒井 090-4546-7381
磐井 070-9075―7411
以 上
ハンセン病家族訴訟三周年メッセージ集2022
テーマ:ハンセン病家族の問題や家族訴訟についての思いを聞かせてください。
(2022年6月25日現在 ハンセン病首都圏市民の会)
*補償請求をしない理由、またはためらいの理由は何ですか?
・補償金を受け取った場合、家族に説明したくないそうです。通帳管理を共有していると思う。
・家族関係が変わることを怖れ、話すことができないから。
*家族訴訟の判決についてどう思われますか?
・厚生労働省・文部科学省・法務省に責任がある。国会議員にも責任がある。判決は妥当だと思った。
・弁護団ほか皆さまのおかげで大変良い結果になりました。感謝しております。
・一段落でいいと思います。
・満足ではないが、妥協するしかなかった。差別を認定したことについては評価します。
・人生被害は金銭で換算できないが、解決方法はほかになかったと思う。
・ハンセン病家族の被害が認められた。そして補償金が決まったが、皆が納得できるもの ではなかった。
*国に対して言いたいことはありますか?
・正義を尽くしてください‼ 責務を全うしてください‼
・差別を容認しない社会を実現してください。
・小学生から偏見・差別をしない人権教育をしてほしい。
・らい予防法によって断ち切られた家族の絆を取り戻すことはできない。子どもたちが、ハンセン病に対する偏見・差別をしないように、たくさんの学びを今後のために。国の責任です。
*市民に対して言いたいことはありますか?
・いつもいつも心温まる支援・サポートを有難く思っています。闘いは今途上です。是非、最後までよろしくお願いします。
・市民の皆さまのご協力に感謝しております。
・差別のない社会を実現しましょう。
・差別される立場に立って物事を考えてほしい。
・あなたはハンセン病のこと、その家族のことを知っていますか?らい予防法の法律が人々を強制隔離し、家族の関係を奪ったことを、今も残る偏見・差別の中で生きている人がいることを、自分たちのこととして考えてほしい。
*台帳問題についてどのようなことを不安に思っていますか?
・とても不安ですが、詳細についての勉強はこれからです。
・厳重に管理されていると思われる個人情報が、簡単に流出してしまったという現実こそが不安です。
・病歴をどこで管理し、何年保存して、どのような人の責任で廃棄するのか知りたい。
・地方では、近所で役場に勤めている人がいると、ハンセン病が出たと知られることがあるかもと思う。
*その他
・偏見差別という悪事は国民の間にまたたく間に広がり浸透した。その軌道修正には幾倍もの時間と労苦を要す。風評とあってはなおさらで、その実態すらつかめない。「ハンセン病の偏見・差別の解消」が今まさにその途上にある。高いところではきっと愚かなことと嘲笑しているかも?でも私は被偏見・差別者の叫びが風前の灯火でないことを確信している。いま子どもたちがハンセン病偏見・差別の解消に動かんとしている‼それでも大人のあなたは目を背けるのですか?
※すべてのメッセージは,ホームページやプラカードにして公表することの許可をいただいています。
(文責:ハンセン病首都圏市民の会)
ハンセン病家族訴訟後、皆さまお一人お一人の家族訴訟への思い、家族の皆さんへの応援メッセージ、私の訴えなどをお寄せ頂きました。ご協力ありがとうございます。これまでのメッセージはアピール面に掲載していますので、ご覧ください。
このページの上のアピールをクリックすると、ハンセン病家族訴訟勝訴2周年(2021年)のページに移ります。
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